境界に身を置く意味

「境界の人」。
私は以前、自分のことをそう書いた。

境界に立つということは、両方の世界を見て、その違いを知ることができるということ。

その「知」は、相手に伝えれば価値を生む。

よく海外から留学した人が「母国と日本の架け橋になりたい」と語っているが、境界に立つと同じ役割を果たすことができる。

あっちの世界とこっちの世界の橋渡し、だ。



それは時に孤立することになるかもしれない。
逆に、通訳として相互理解を促すことだってできる。

その流通は双方の世界を豊かにし、新たな結びつきを生む。
また他の者が同じ役割を果たせるようになれば、自らは新たな場所、新たな役割が与えられる。

それはもしかしたら、とっても大切で、とっても重要なことなのかもしれない。