生きているだけで私達は成功者、という理由

自然のバイオリズムだったらしいが、昨日はやたらと落ち込みがちだった。

そして今朝、「成功」という意味を改めて思い出した。

 

私達はとにかく失敗に目が行きがちだ。自分に対しても、他人に対しても。

それは失敗を見て改善・回避することで祖先達は生き延びてきたDNAに刻まれた記憶があるから、ある意味当然の流れなのだ。

 

大昔、究極的な失敗は「死」に繋がっていた。だから危機回避はとにかく必死。文字通り命がけだった。

 

けど、私達は成功を体験したことがない人は誰もいない。

そう断言できるのは、「私達の日常こそが成功体験の塊」だからだ。

 

私達は、生きているだけで成功者なのだ。

 

考えてもみてほしい。

私達は生まれた時、何もできない無力な赤子だった。

 

そこから周囲の大人達に見守られ、寝返りを覚え、自分で動くことを覚え、立つことを覚え、歩くことを覚えた。

 

恐らく、この過程を経験していない人は地球広しといえどほぼゼロの確率くらいで居ないだろう。

そしてその後からも様々な体験を積み上げてきた。

 

言葉を覚え、会話を覚え、自分で考えることを覚えた。

興味のある分野があればそれを積極的に勉強してきたかもしれない。

誰かに自分の思いを伝えて、その気持ちが伝わったことも、伝わらなかったこともあるかもしれない。

 

そうやって様々な経験を経て、今の自分が存在し、今の日常ができている。

 

考えも、習慣も、道のりも、全てが自分だけの、唯一無二の成功体験。

私達が生きている日常は、そんな奇跡に満ちあふれている。