大きくなった子どもが描いた夢

前回の記事「人の世界と物の世界」(https://mineruvaowlet.hatenablog.com/entry/2018/12/22/123456?_ga=2.211867612.915212675.1545431124-936641873.1524992635

で、書いた「人の世界」は、ヨーロッパを始めとする世界が憧れ、夢見ているものではないかと思うことがある。

サンテグジュペリの「星の王子様」。
この物語は、子どもの目線から大人では想像がつかないやりとりが展開されている。

とてもちっぽけな、別の星から来た王子様と、砂漠で遭難した飛行機乗り。

幸い立ったのは、この飛行機乗りが子どもの心を忘れず、周囲の大人に合わせて「大人のふり」をできる賢さを持ち合わせて生きてこれたことだった。

この中に「大人は数字が大好きだ」という飛行機乗りの言葉がある。

数字が大好き。つまり物の世界だ。
一方で理屈に合わない王子様の話は、人の世界と通じるものを感じた。

この物語が今も世界で読み継がれているのは、それだけこの世界に憧れる人が多い証拠だと思う。

また日本の漫画が世界に輸出され、世界に発信されている。
その漫画を読んで育った人が日本に来て漫画の勉強をする、なんて流れもあるらしい。

ヨーロッパでも書かれているはずの漫画よりも日本の漫画が選ばれる理由の一つに、「例え不利になるとしても仲間は助ける」というストーリー展開にあるのかもしれない。

そんなことを考えた。